「なんか髪が細くなったような」「以前よりハリがなくなった気がする」。年を取るにつれ増えていく髪の悩み。とりわけ薄毛の悩みは多くの人に共通することであり、深刻に捉えている方が大勢います。
今回は髪が細くなるという現象にスポットを当ててみたいと思います。また細くなってしまった髪がちゃんと戻るのかについてもご説明します。
「薄毛のことが知りたいのに。細くなるくらい気にしないよ」と思っている皆さんにこそ聞いてほしい内容になっております。
髪が細くなる原因
髪が細くなるのはあまり気にならない、抜けるのが嫌なんだという意見もよく聞きます。しかし、抜け毛の増加と髪が細くなる症状は切っても切り離せない関係なのはご存じでしたでしょうか。それはなぜかというと、髪が細くなるということは、薄毛の前兆ともいえるからです。
髪の毛には成長のヘアサイクルがあります。髪が一定期間伸び(成長期)、自然と抜け落ち(退行期)、新しく生え変わる(休止期)までのサイクルのことです。
実は若い時は、髪全体の約90%が「成長期」にあります。そのため健康的な髪が生えそろいます。しかし、年齢を重ねると「退行期」と「休止期」に当たる髪が増えます。成長期が短くなるということです。この結果髪が細くなります。休止期間が長いと、それは薄毛が目立つことも意味します。
「コルテックス」とは
髪の毛の太さはコルテックスで決まると言われます。このコルテックスは髪内部に存在する縦繊維の集合体です。
髪は外側から、キューティクルが割合10~15%、コルテックスが割合85~90%、そしてメデュラが割合0~5%という構造でできています。つまりほとんどコルテックスです。このコルテックスが髪の太さも色も決めます。髪の水分量を保持して潤いやしなやかさを作ったりもする、重要な繊維体です。
細くなった髪はすぐ戻る?
ここで本題に戻ります。ここまで読んで頂けた方は分かるかもしれませんが、細くなった髪はすぐは元には戻りません。何かしらの症状により髪が細くなった場合はその症状を改善することで、元に戻る場合もありますが、これが生まれつきだったり、加齢が理由だったりすると難しいと言わざるをえません。場合によっては育毛剤などを使っても改善が見られないため、自毛植毛をした方が結果的に満足度が高くなります。
AGA(男性型脱毛症)の症状
髪の毛が細くなったことが原因で薄毛になるという症状は決して特殊な例ではありません。60代男性の半数が発症していると言われているAGAも薄毛の前兆は「髪の毛が細くなる」ということなのです。
AGAの脱毛部にはDHT(ジヒドロテストステロン)が高濃度にみられることが分かっています。これがヘアサイクルの成長期を短くする原因物質と考えられています。この成長期が短くなることで、髪の毛が長く太く成長する前に抜けます。細く短い髪の毛が多くなると全体として薄毛が目立つようになるのです。
細くなった髪のケア
細くなった髪の毛を元の状態に戻すことは難しいかもしれませんが、より悪化するのを防ぐ、現状より状態を良くするということは不可能ではありません。治療薬を使うということも考えられますが、食生活の見直し、生活習慣の改善も大事なことです。
肉食中心の生活をしている方は野菜を多くとるようにしましょう。またストレスの多い生活を送っている場合は根本的に生活を見直していく必要があります。
まとめ
細くなった髪はすぐ戻りませんが、努力次第で悪化を防ぐ、もしくは状態を今より改善するということはできます。しかし最も確実な対策は自毛植毛であると思われます。
薄毛で悩み、自毛植毛を検討している方は大阪梅田の親和クリニック大阪院などの植毛クリニックへご相談下さい。
投稿者プロフィール
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マスコミ勤務。
植毛手術を機に薄毛役立ち情報サイトを開設。
大阪生まれで阪神とNMB48を愛する40代。
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