AGA(男性型脱毛症)に対抗せよ

20歳代前半から、頭頂部の薄毛に悩まされ始めました。
最初はつむじ辺りの髪の密度が低くなり始め、そこから歳を重ねるごとに頭皮が透けて見える部位が拡大。気づいたころには、カッパ状態になりハゲの悩みを抱えるようになりました。
いま考えるとAGA(男性型脱毛症)の初期症状なのですが、当時はAGAという病気を知らず、唯々うろたえていました。

40歳代に入ったころにようやく対処法を知り、親和クリニック大阪院と出会い、自毛植毛手術を受けて、頭髪を取り戻しました。
それはよかったのですが、もし、もっと若かい頃に自毛植毛と出会えていたらと、そんなことを考えたりもします。

1. 対AGA処置は早期の処置がベター
2. 自毛植毛の歴史を振り返ってみる
3. 最初の施術は米国で
4. 技術の発展で現在のMIRAI法へ
5. 早期の治療で薄毛を食い止めよう
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対AGA処置は早期の処置がベター

AGAに由来する薄毛化に悩まされている方はご存知でしょうが、進行性であるAGAは、どんどん症状が広範囲化します。
気づいたら薄毛の範囲が広まりすぎ、手立てを講じるには様々な困難をクリアしなければならないということにも繋がります。
AGAは遺伝性の脱毛を伴う症状です。病気扱いはされないのですが、早期発見・早期処置が効果的です。
そのため、過去の私のように若年時に発症し急激に進行していった場合、対処せずにいると時間の経過とともに薄毛の部位が拡大していきます。
現在では専門クリニックに行けば、服薬や自毛植毛手術などの具体的な対処策が行われます。経験者から言えば、若い時期の薄毛は人生に暗い影を落とします。
だから、頭頂部や生え際の薄毛化が気になり始めたら、迷わず専門医でのカウンセリングをお勧めします。

参考：親和クリニック大阪院
https://shinwa-clinic.jp/osaka/

自毛植毛の歴史を振り返ってみる

そんなAGAですが、これは遺伝性の症状であるため、かなり昔からあったのだと推察できます。
例えば、戦国・安土桃山時代、豊臣秀吉や明智光秀などがハゲ頭であったと知られています。
ハゲネズミやキンカン頭など、織田信長からからかわれていたようです。いまならパワハラもので、訴えられるところです。

ちなみに自毛植毛手術は、1930～40年代に、奥田庄二氏、笹川正男氏、田村一氏という三人の医師により自毛植毛の施術に関する研究が報告されています。

最初の施術は米国で

自毛植毛治療はそれら日本人医師の研究を基に、まずはアメリカで広まりました。そして1970年代にはノーマン・オレントライヒ博士により、「奥田・オレントライヒ法」が自毛植毛治療として普及しました。さらに1993年にはアメリカで国際毛髪外科学会が開かれ、自毛植毛はそこから世界的に広まったと言います。
自毛植毛の治療は、私がAGAに悩み始める少しまえに広がり始めた技術だったわけです。
確かにあの頃、AGAなどという症状の名称は聞いたことがなく、私の薄毛化は只「ハゲ」と呼ばれていました。

参考：親和クリニック大阪院自毛植毛技術の発展
https://shinwa-osaka.jp/column/2021/06/10/development/

技術の発展で現在のMIRAI法へ

初期に行われていた自毛植毛は、FUTストリップ法（FUSS法）でした。
FUSS法は1995年頃に発表された、頭皮を10～20cmの横長の帯状に切除した皮膚から毛包単位で毛を分けて薄毛部分に移植するという方法です。
生着率も高く、当時は画期的な方法と言われていましたが、メスで頭皮を切除するので、痛みの違和感が強くドナー部位に帯状の傷が残ってしまうのが難点とされています。

それから後に主流となった方法がFUE法です。FUE法はドナー採取の際に極細の器具を使ってグラフトを1つ1つくり抜く方法です。
FUSS法と違い大きく皮膚を切り取ることがないので、施術痕が目立たず、治りも早いという特徴があります。
ただし、高度な植毛技術を必要とする施術ですので、医師の技術力の違いにより移植した毛髪の生着率に差が出てしまいます。

私がお世話になった親和クリニックでは、独自の技法であるMIRAI法が確立されています。
従来のFUE法では1センチ四方に～40グラフトの移植が上限とされていたところ、MIRAI法では直径0.5mm-0.6mmの極細径パンチブレードを用いることで、より高密度で生着率の高い移植を行うことが可能になったというわけです。