人間が健康的な日常を過ごすうえで、睡眠は欠かせない要素です。
寝不足が続くと頭がボーっとして思考力が落ちたり、注意力が散漫になったりします。それだけではなく、睡眠不足は頭髪の成長も阻害する要因になったりもするのです。
睡眠不足が身体に与える影響
食欲・性欲・睡眠欲の3つが人間の三大欲求とされています。
これに加えて、最近では過剰な自己顕示欲も問題になったりもしますが。食欲は身体を動かすエネルギーを補充するため。性欲は子孫繁栄のため。そして睡眠欲は身体の健康維持のために必要なものです。
睡眠不足の状態を長く続けることは、細胞の老化を加速させることや、神経細胞に対する大きなダメージ、記憶力が減退してしまうなど、健康への悪影響が考えられます。
睡眠不足が身体の代謝を悪くするため、太りやすい体質になってしまうという説もあります。
さらに睡眠不足は、善玉コレステロールは血流内の有害なコレステロールを取り除く善玉コレステロールの低下とも関係があるそうです。
成長ホルモンの分泌にも影響
睡眠不足は、実は頭髪や頭皮の状態にも深刻なダメージを及ぼす要因だったりもします。
睡眠不足になると身体の血管が収縮することが分かっています。頭がボーっとするような症状は、血管の収縮による作用なのです。頭に十分な血液が回っていないということは、頭皮下の毛細血管にも血流不足が起こっているということです。
毛細血管は髪の成長をつかさどる毛包へ栄養を運ぶ重要な役割を担っていますので、その働きが弱くなってしまうと髪の成長は阻害されてしまいます。
睡眠は、ダラダラと長くとれば良いというものではありません。時間はもちろん、いつ睡眠をとるか、時間帯が重要となってくるのです。
その時間帯とは、22時~2時までの4時間にあたります。この時間帯は身体の成長ホルモン分泌が活発になるとされており、頭髪が最も育ちやすい時間帯なのです。
成長ホルモンの分泌が不足した状態では、体のエネルギー代謝が上手く機能しません。人間の身体は生命の必須器官を優先して保護するようになっています。そのため、頭皮へのエネルギー配給は、生命維持に必須な臓器や脳などと比べてしまうと優先順位が低いのは当然ですので、栄養が不足してしまいます。
適切な睡眠で身体も頭髪も成長
育毛はもちろん、脱毛の阻止を目的とするならば、成長ホルモンの分泌が活発になる時間帯に睡眠をとるということは必須です。
睡眠時間の長さについては、人それぞれ体質に合わせて異なるでしょうが、概ね6~8時間といったところが平均値でしょうか。
もちろん、成長ホルモンの分泌が活発化される時間帯での就寝を含みます。
しかし、なかなか寝付けないという人もいらっしゃるでしょう。体質や生活環境の差もあるのでしょうが、横になっても寝付けずについついスマホを見てしまい寝付けないという方も昨今では増加しているそうです。
夜中にスマホやパソコンといった光るモニターを使用すると、交感神経優位の状態になってしまいます。これでは、寝付けなくて当然です。
自律神経のバランスも崩しやすくなるので、頭髪に悪影響なだけではなく、免疫力が低下したり、精神的に不調をきたしたりすることもあり得ます。
育毛はもちろんのこと、身体的な健康を考慮したうえでも、睡眠は重要なのです。
AGA(男性型脱毛症)は身体の健康度や睡眠の量に関係なく発症する症状ではありますが、やはり成長が阻害されるような状況下においては脱毛症状の進行速度は上がってしまいます。
進行性であるAGAの脱毛に加え、睡眠不足などによる成長の阻害。これでは、目も当てられない状態になるのは一目瞭然です。
いまある髪を大切にするのはもちろんですが、これから進んでいく脱毛症状を食い止めるための処置、つまりザガーロなど発毛剤の服用や、自毛植毛での脱AGA化なども考慮して脱毛と向き合うことが賢明です。
投稿者プロフィール
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マスコミ勤務。
植毛手術を機に薄毛役立ち情報サイトを開設。
大阪生まれで阪神とNMB48を愛する40代。
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