「自毛植毛をやってみたいけれど、ちゃんと効果があるのだろうか」と悩む男性の声をよく聞きます。きちんと定着するのだろうか、長持ちするのだろうか、薄毛のコンプレックスは解消されるのだろうか。悩みだしたらキリがありません。
自毛植毛は半永久的にハゲない、髪がなくてもできるという意見を聞いたこともありますが本当なのでしょうか。 自毛植毛を考えている方が抱いているお悩みを一つずつ解決していきます。
自毛植毛は定着したら長持ちするの?
自毛植毛で定着した髪の毛は長持ちします。なぜかというと自毛植毛は自らの後頭部や側頭部の髪を毛根ごと移植しているからです。通常の髪の毛と同じく、一度抜けても再び生えてきます。 そして植毛した髪の毛も必ず抜けます。
髪の毛にはヘアサイクルがあり、休止期、成長期などを繰り返します。休止期に髪が抜け、成長期に再び生える。移植した髪の毛も例外なくこの正常なサイクルを繰り返します、自毛植毛というのは髪の毛のシステムを丸ごと移植するものだからです。 ただし注意点が一つあります。半永久的とはいえないということです。
私達の体質は一人一人違います。自毛植毛は医療行為ですので、完全に大丈夫とは言えないのです。髪の抜ける量や頻度も個人差があって当たり前なのです。 ただ自毛植毛は科学的根拠のある医療行為であることは紛れもない事実ですので、通常であれば問題なく手術を終えると、自然の摂理で髪の毛が生えてきます。
髪がなくても自毛植毛は可能?
髪が一本もない状態で自毛植毛はできません。それはなぜかというと、頭皮にある毛包そのものが失われている状態なので、移植するための髪の毛を採取できないからです。 しかし広く見られるAGA(男性型脱毛症)の場合、側頭部や後頭部の髪の毛は抜けず、そのまま残ります。自毛植毛ではこの残った髪の毛を移植毛として使用します。
これらを髪の毛が抜けてしまった、前頭部や頭頂部に移植するのです。 移植方法も様々ありますが、現在の主流はFUE法というメスを使わない手術です。FUE法は毛髪を毛包ごと一本ずつ採取し、植えていく極めて繊細な技術を必要とする手術方法です。髪の毛の向きなどに気をつけながら植え付けることができるので、自然な見た目を維持できます。体への負担も少なく人気です。
自毛植毛手術は2017年に発表された日本皮膚科学会のAGA(男性型脱毛症)診療ガイドで、フィナステリドやミノキシジルといった医薬品の推奨度Aランクに次いで推奨度Bランク(行うよう勧められる)の薄毛治療法として評価されている科学的根拠のある外科手術。移植された移植毛の生着率は95%以上と高く、移植してしまえば高い確率で髪の毛が生え薄毛が改善します。
自毛植毛の注意点
現在はFUE法という毛髪を一本ずつ植えつけていく繊細な手術法が人気だと先述しました。自毛植毛はメリットだけではなく、当然デメリットもあります。
それは医師の腕や経験に左右される部分があるということです。クリニック選びは慎重に行うべきです。片手間に取って着けたように植毛を行っているクリニックは絶対にやめましょう。植毛専門のクリニックで施術を行うべきです。
まとめ
自毛植毛は長持ちします。自分の髪を移植しているため特別なメンテナンスが不要で、何度でも生え変わるという点も魅力的です。人目に出るたびに薄毛を笑われている気がしていた、という方の悩みも解消します。
育毛剤などで薄毛が改善しなかった方には、自毛植毛手術を強くおすすめします。私自身、施術を受けた親和クリニック大阪院は些細なな質問にも丁寧に答えて下さり、とても印象が良かったのを覚えています。
投稿者プロフィール
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マスコミ勤務。
植毛手術を機に薄毛役立ち情報サイトを開設。
大阪生まれで阪神とNMB48を愛する40代。
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