カツラで薄毛を隠す

薄毛に悩む者にとって、カツラについて一度は考慮したことがあるのではないでしょうか。
女性の場合のウィッグとは違い、ここでお伝えするカツラとは純粋にハゲを隠す商品のことです。
やや古い記事で申し訳ないのですが、大手出版社の幻冬舎が運営しているサイト｢幻冬舎ゴールドオンライン｣にて、薄毛に悩む者にとっては興味深い記事がアップされていましたので紹介します。

出典：幻冬舎ゴールドオンライン
https://gentosha-go.com/articles/-/28632

1. 一度の購入で終わりではない
2. カツラのメリット・デメリット
3. コストは青天井に跳ね上がる
4. 薄毛の悩みにつけこむ業者もアリ
5. カツラに対する自毛植毛のメリット
6. 何を選ぶかは人それぞれですが…
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一度の購入で終わりではない

記事を抜粋すると、カツラは一度だけ、ひとつだけ買えばそれで永久に使えるわけではないということです。
定期的にメンテナンスが必要であり、そのために交代用の予備を用意しておく必要があります。
さらに使い続けるうちに経年劣化してくると買い替えも推奨されます。
メーカーにより差はあるものの、その負担は数年で80万～100万円もの金額になる場合もあります。つまり、一生カツラをかぶり続けると、その費用はずっと増え続けると言うわけです。

カツラのメリット・デメリット

私は、梅田の親和クリニック大阪院で自毛植毛を受け頭髪を取り戻しました。かつてハゲに悩んでいた頃は、選択肢のひとつとしてカツラを考えた時期もありました。
それぞれの方法をいろいろと調べた結果、最終的にカツラには手を出さず、自毛植毛を選択しました。私がカツラを選ばなかったのには理由があります。

まず一概にカツラと言っても、様々な形態が存在します。昔のイメージでは｢頭に被り、ちょっとしたショックでズレる｣というものでした。
しかし現在のカツラは、昔のカツラのような心配はなく、テープやジョイントなどの留め具でガッチリと固定する脱着式に加え、専用の糸で人工毛を既存の自毛に編みこんで固定する「増毛法」など多種多様です。

着脱式は必要のないときには簡単に外せ、外してしまえば頭皮をシャンプーで洗い流すこともできます。
一方、固定式はメーカーの店舗で装着してもらうと最長で1カ月ほどは着けたままでいられます。
もちろん日常的なシャンプーもそのまま行えます。ただし、自毛の発育にともなって人工毛の調節を行うため、人によって異なりますが3～4週間ごとに店舗で調節してもらう必要があるようです。
そしてこの手法は、結びつける元となる頭髪が残っていることが条件になります。

コストは青天井に跳ね上がる

私が選ばなかった理由のひとつは記事にも書かれているコストにあります。
メーカーによって価格差があり、ネットではお手頃のものも見受けられますが、やはり信頼性を考慮すると有名メーカーのものにしたいところです。メーカーやクオリティなどにより差はありますが、だいたいカツラ本体が1つで20～50万円になります。
そして月々のメンテナンス代が1～1.5万円ほどかかります。カツラ本体の耐用年数がきたらまた購入する必要があります。
さらに、使用しているカツラにトラブルが起きたことを考え、予備の購入も考えておかなければなりません。
ここで述べた金額はあくまでも一例で、商品やサービスによっては数倍の値付けがされている場合もあります。
また、最近では流行りのサブスクリプションさながらの、年会費制のサービスを展開しているメーカーも存在します。

薄毛の悩みにつけこむ業者もアリ

そして記事では、巧みなセールストークについても触れられています。
薄毛の悩みを解消するためといったセールスマンの売り言葉を聞かされているうちにカツラをつければ薄毛の悩みから解放されると思い込むようになると言います。
その結果、高額なカツラを現金、もしくはローンを組んで購入するパターンが多いと言います。
セールストークは巧妙なもので、なかには地毛に結び付ける増毛法とカツラを比較したり、カツラの手軽さをことさらにアピールしたりすることで購入に踏み切らせると言います。

カツラに対する自毛植毛のメリット

もちろん、そんな悪質なセールスマンばかりではないでしょうし、人によってはカツラを着けることでメリットを享受できることもあると思います。
ただし、カツラを着け続けるだけ支出も増えていくということは違いありません。
私はAGA(男性型脱毛症)による薄毛化に抗うため、梅田の親和クリニック大阪院での自毛植毛を選択しました。
自毛植毛ではクリニックにより差はあるものの、だいたい100万円代～200万円代かかります。
もちろんAGAの進行具合によって個人差があります。移植するグラフト(移植株)の量によって値段は増減します。
AGAは成人以降に症状が発現します。AGAによる脱毛が顕著になるタイミングは人それぞれですが、進行性である以上、歳を重ねるごとに薄毛の部分が拡大していきます。
そのため、抗AGAの切り札として自毛植毛を選択しても、年齢や進行具合によって価格差が出てきてしまいます。
決断を下すのであれば、心身的にもお値段的にも、若いうちのほうが良いと思われます。
あとは人によりますが、自毛植毛した部位以外の、既存の頭髪がAGAの影響を受けないように発毛薬を処方してもらう場合、その分が月ごとの費用として掛かることがあります。
発毛薬などを処方してもらわない場合、自毛植毛では術後にかかる費用は０円です。

何を選ぶかは人それぞれですが…

カツラが悪いとは言いません。人それぞれ、ライフスタイルは違っていて当然です。
しかし、自分の薄毛化の現状と将来的なビジョン、コストとその効果を考慮して、大事な決定を下すまえに他の選択肢を確認しておくことも大切なことだと思います。
最終的に私は自毛植毛を選択し、その仕上がりに満足しています。
薄毛が生え際や頭頂部からくるAGA由来のものであるならば、まずは専門医の無料カウンセリングを受診してみることをお勧めします。