喫煙は頭髪へのダメージ大

喫煙は頭髪へのダメージ大

新型コロナウィルス感染症の影響により、世界規模で人々の生活様式が激変した今、いかがお過ごしでしょうか。
私も幸いにして感染はしておりませんが、生活リズムの乱れが若干あり、ストレスに感じてしまう日々を送っています。
そんな今、一部の愛煙家の皆様にとっては更なる打撃となる報道を目にしました。
どうやらタバコの値段がさらに上がってしまうようです。

参考:講談社 マネー現代
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/85864

私も以前は喫煙者でした。
タバコ値上げにともない減煙を経て完全禁煙と、段階を踏んで徐々に減らして禁煙に成功しました。

今回、なぜこのような話題を出すかというと、タバコに含まれるニコチンやタールが育毛にとっても大敵な物質であるということをお伝えしたいからです。

タバコが身体に及ぼす影響

タバコに含まれているニコチンは、体内に摂取すると中枢神経系に作用して興奮状態を引き起こします。依存性の高い物質で、愛煙家がなかなか禁煙できない原因のひとつです。
喫煙すると数秒で脳を刺激し、その後に血中濃度が高くなります。ニコチンには血管を収縮させる作用があるので、脳や皮膚の血流を阻害して頭痛や肩こりなどを誘発するとも言われています。さらに血圧や心拍数も上昇するため、血管への負担が増大してしまうのです。

さらにニコチンはHDL(善玉)コレステロールを減少させ、LDL(悪玉)コレステロールを増加させます。
悪玉コレステロールは血管内に沈着することで動脈硬化を引き起こす原因ともなりうるのです。
そして、タバコの煙には活性酸素を発生させる成分が含まれています。喫煙の際に血液中に発生する活性酸素は、血管を老化させるとともに、血栓を作り出すもとにもつながります。

さらにタールですが、数十種類の発がん性物質が含まれています。
喫煙により喉や肺にタールが付着し、がんを誘発すると言われています。

喫煙で血中酸素が減少~血液は髪の栄養を運搬

あまり知られていないのですが、喫煙によりニコチンなどの有害物質が体内に送り込まれると、体内には多量の活性酸素が発生します。その活性酸素を排除するために、体内のビタミンCなどが消費されるのです。
喫煙者は、非喫煙者に比べて約2倍のビタミンC摂取が必要とされています。

喫煙により一酸化炭素を体内に摂取してしまうことも身体に悪影響を及ぼします。一酸化炭素は酸素に比べて数百倍の効率でヘモグロビンと結合します。これにより血中酸素が減少し、体内組織の酸素欠乏を引き起こしてしまうのです。

頭髪は頭皮化の毛細血管の働きにより栄養が運ばれ、成長を繰り返します。
その毛細血管の働きが弱くなってしまうと、頭髪への栄養供給が停滞し抜け毛に繋がります。これは、育毛にとっては大敵と言えます。
発毛効果が認められているフィナステリドやデュタステリド、ミノキシジルといった薬を服用・外用していたとしても、その効果を十分に発揮させることなど期待できません。

育毛のみならず、血管の老化は皮膚の老化促進はもちろんのこと、著しい身体機能の低下など健康的な生活を阻害する要因となります。
健康維持はもちろんですが、アンチエイジングの観点からも、喫煙は害をなすものであると言えます。

私もかつては喫煙者でしたので、精神安定という面でのメリットも分かります。
私は、禁煙初期には自覚のないストレスにより睡眠が阻害されました。
眠れないのではなく、目が覚めてしまうのです。もちろんストレスだけではなく、加齢による症状でもあると思われますが。

話を戻すと、やはり喫煙は育毛にとっては大敵であることに変わりありません。
薄毛に悩んでいる方はもちろん、私のように自毛植毛で頭髪を取り戻した者にとっても、再び髪を失うかもしれないリスクは極力、避けたいものです。

タバコを吸っているワケではないのに薄毛化が止まらないという方は、どうか専門医へのカウンセリングを受診してみてください。AGA(男性型脱毛症)かもしれません。
 

 

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投稿者プロフィール

大阪 植次
大阪 植次
マスコミ勤務。
植毛手術を機に薄毛役立ち情報サイトを開設。
大阪生まれで阪神とNMB48を愛する40代。

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