自毛植毛は副作用なしで自分の髪を薄毛部分に移植できるということで非常に多くの方から注目されています。しかし自毛植毛は誰でもどんなときでも施術を受けることができるのでしょうか。
私自身自毛植毛手術を受けるために大阪梅田などにある複数のクリニックを訪問し、専門医から話を聞いてきました。私が学んだ知識が多くの方に役立てば幸いです。 自毛植毛についてご説明致します。
自毛植毛は誰でもOKではない
サブタイトルの通り、自毛植毛は誰でも手軽に受けることができる施術ではありません。まず施術を受ける本人の体調、持病、アレルギーなどに問題があれば施術はできません。「自分の髪の毛を植え直すだけでしょ?」と疑問に思う人もいるかもしれません。
自毛植毛手術を簡単に考えている人が案外私の周りにも多かったので、ここできちんと伝えさせて下さい。自毛植毛手術は歴とした医療行為です。当然素人ができるはずもなく、医師免許を持った医師でなければできない手術です。 区分も植毛医というものはなく、形成外科や皮膚科の医師が植毛を行っている場合がほとんどです。これは病院の堅苦しさを取り除こうと横文字の医院が乱立していることの一種の弊害でもあります。 植毛を身近に感じさせることに成功している反面、少し軽んじられてるんじゃないかという気はします。
結論、自毛植毛は医療行為。過去の手術歴などもきちんと確認し問題がないと判断した医師が手術を行います。場合によっては頭部にメスを入れることもあるので当然ではあります。
自毛植毛に適さない頭髪
体調や体質が自毛植毛手術に適さない方もいると先ほど説明しました。しかしそれだけではありません。体質などが問題なくても自毛植毛手術が受けられないケースもあります。 それは頭髪がまったくない方です。自毛植毛はその名の通り、自分の髪の毛を採取し、移植するものです。「それだと髪の毛の本数が変わらないから薄毛改善じゃないじゃないか」と思われる人もいるかもしれません。
確かに元の本数が増えると言う事は自毛植毛ではありえません。しかし薄毛状態の人の場合、ある一点には毛髪が密集しているのに、前頭部には1本も毛髪がないというケースが多々あります。こういう場合、密集している毛髪を少し間隔を開け採取、薄毛部分に植え付けることにより、毛髪が増えたように見せることができるのです。採取した部分も、ある程度間隔をおけば、採取されたと気付かれる心配すらありません。 薄毛の男性の最も多い原因はAGA(男性型脱毛症)です。これは前頭部や頭頂部が薄毛状態になってしまう疾患です。つまり後頭部や側頭部は脱毛せずそのまま残っている場合が多いのです。
自毛植毛はこの後頭部や側頭部の健康な髪の毛を適した間隔で採取し、薄毛部分に植え付けるので見た目改善につながるのです。
持病について
自毛植毛が体質で受けられない方とはどのような人か。代表的な例は糖尿病を患っている方です。糖尿病は傷の回復が遅くなってしまうため、治療後の傷口が化膿してしまう危険性などがあります。糖尿病は手術という行為へのリスクが高いのです。(私も施術を受けた大阪梅田にある親和クリニック大阪院のMIRAI法という施術方法であれば、傷口も小さく負担が少ないので自毛植毛ができる場合があるそうです)
ストレスに過剰に反応してしまうタイプの精神疾患のある方も自毛植毛はオススメできません。
その他、傷や皮膚疾患の場合は状況の程度によって移植適応時期もあるとのことです。
まとめ
体質面に問題がなく、頭髪も後頭部などに残っている場合は自毛植毛手術を受けることができます。頭髪の状態や健康面は専門医でなければ判断のつかないケースもあります。まずは植毛専門のクリニックにご相談下さい。
投稿者プロフィール
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マスコミ勤務。
植毛手術を機に薄毛役立ち情報サイトを開設。
大阪生まれで阪神とNMB48を愛する40代。
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