新型コロナウィルス感染症の収束は未だにめどすら立っていません。
医療関係者や高齢者の一部ではワクチンの接種が始まったとはいえ、私たち壮年~若年層まで順番が回ってくるのはいつになるのかと思います。
新型コロナウィルスは重症肺炎を引き起こす可能性を持ち、重篤化すると死に至ることもあります。一般的には飛沫(感染者のくしゃみや咳、つばなどと一緒にウイルスが放出され、そのウイルスを口や鼻などから吸い込み感染)や、接触(感染者がくしゃみや咳を手で押さえた後、その手で周りの物に触れるとウイルスがつきます。他の方がそれを触るとウイルスが手に付着し、その手で口や鼻を触ると粘膜から感染)で感染します。
閉鎖された空間で、しかも近距離で多くの人と会話するなどの環境では、咳やくしゃみなどの症状がなくても感染を拡大させるリスクがあるとされているのです。
喫煙が重篤化させる要因にも
日本呼吸器学会の発表では、喫煙は新型コロナウィルス肺炎重症化の最大のリスクであるとされています。
喫煙者は人工呼吸器が装着される、あるいは死亡する危険性が非喫煙者の3倍以上になることが明らかになったそうです。
これは、年齢や基礎疾患(糖尿病や高血圧など)と比べても、重症化の最大のリスクであることも併せて報告されたものです。
喫煙により体内へ摂取される有害物質は、喫煙者の気道や呼吸器の粘膜バリアや細胞組織などを破壊します。また、身体の免疫系の応答にも悪影響を及ぼします。
さらに、喫煙時は口元へ頻繁に手を近づけることになります。もし、ウイルスが手に付着した状態だったとしたら。感染リスクは飛躍的に向上してしまいます。
薄毛の進行も…
喫煙は、有害物質を体内に取り込むことに繋がります。
主に呼吸器にダメージが蓄積されていきますが、そのダメージは身体のいたるところに影響を及ぼします。薄毛に悩む我々にとっては、最も恐れなければならないのが頭皮へのダメージです。
喫煙をすると異質な化学物質が体内に吸収され、それにより血管に炎症が引き起こされる場合もあります。
交感神経が緊張し、血管の収縮も起こります。さらに軽度の一酸化炭素中毒となるため、慢性的な酸素欠乏が発生。その代償として身体は血液を促進するため負担が生じます。
一酸化炭素は酸素に比べて数百倍の効率でヘモグロビンと結合します。それにより血中酸素が減少し、体内組織の酸素欠乏を引き起こしてしまうのです。
そして血液が固まりやすい状態、つまり血栓形成が発生する場合もあります。これら複合的な悪影響の結果として、動脈内腔が狭くなり、内部に目づまりが生じ、血栓形成性が増していくのだとか。
血管は身体の各部へ酸素や栄養を運ぶために不可欠なものです。それは、頭髪を育てるのにも同様です。頭髪は、頭皮下の毛細血管から毛包へ栄養素が分泌され、その栄養をもとに成長を繰り返します。
喫煙により毛細血管の働きが弱まると、頭髪の成長に悪影響を及ぼすことは必然なのです。
もちろんハゲ化のみならず、動脈硬化や脳卒中など、より恐ろしい病気を引き起こしてしまうこともあります。自分の身体・生命のことだけなら、冷たい言い方ですが、すべて自己責任で種ませられるでしょう。
しかし喫煙という行為にはもれなく、受動喫煙という問題もついてきます。周囲の方の生命をも脅かす可能性があることから目を背けることは罪でしょう。
育毛のみならず、血管の老化は皮膚の老化促進はもちろんのこと、著しい身体機能の低下など健康的な生活を阻害する要因となります。
健康維持はもちろんですが、アンチエイジングの観点からも、喫煙は害をなすものであると言えます。
薄毛に悩んでいる方はもちろん、私のように親和クリニック大阪院での自毛植毛で頭髪を取り戻した者にとっても、頭髪を失うかもしれないリスクは極力、避けたいものですよね。
喫煙しているワケではないのに薄毛化が止まらないという方は、どうか専門医へのカウンセリングを受診してみてください。
投稿者プロフィール
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マスコミ勤務。
植毛手術を機に薄毛役立ち情報サイトを開設。
大阪生まれで阪神とNMB48を愛する40代。
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