髪の毛が抜ける理由はヘアサイクルにより発生する「自然脱毛」と、生活習慣の乱れ、ストレスが原因で起こる「異常脱毛」の2種類があることをご存じでしょうか。
今回はそれぞれの抜け毛の違いについて解説致します。
ヘアサイクルについて
髪が生えて成長し、抜けて再び生える一連の流れです。ヘアサイクルは「成長期」「退行期」「休止期」に分けられます。
「成長期」は約2年~6年かけて髪の毛が成長する期間。「退行期」は髪の毛の成長が止まる期間のこと。「休止期」は、毛根の奥から出てくる新しい髪の毛が押し出し古い髪の毛が抜けます。
ヘアサイクルにより髪の毛は成長したり抜けたりします。つまりこれらの循環がうまくいっていることが正常であるということなのです。つまりヘアサイクルがあるので、髪の毛は抜けるということです。これは自然脱毛といいます。抜け毛自体は生理現象です。髪の毛は私たちがしらないところでひっそりと抜け、そして成長を繰り返しています。
薄毛になると浴室の排水溝などをよく確認するようになる人が多いですが、あまり抜け毛に慎重になりすぎるのもよくありません。髪の毛はもともと自然に抜ける仕組みになっているからです。明らかに異常な量の抜け毛でない限りは過度に心配しすぎる必要はないでしょう。
異常脱毛とは
こちらは生活習慣、ホルモンバランスの乱れ、過剰なストレスが原因で起こる脱毛です。ヘアサイクルが早まり、髪の毛が成長するより前に抜け落ちます。こうなるとしっかり育っていない髪の毛が増えます。これが薄毛に見えてしまうのです。
このような状態を「異常脱毛」と言います。異常脱毛の場合は、抜け落ちる髪の毛が明らかに多い、長さが短い、毛球が小さいという特徴があります。
抜け毛が増える原因
精神的ストレス
ストレスが原因で髪の毛は抜けます。常に過剰なストレスがかかると、髪の毛を成長させる毛乳頭が働かなくなることがあるからです。髪の毛が成長する前に抜け落ちたりします。なるべくストレスのかからないように気をつけることが一番の対策になります。
生活習慣の乱れなど
異常脱毛の抜け毛の原因で、まず考えられるのが生活習慣の乱れです。油っぽいファーストフードやスナック菓子等を食べる機会が多い、過度な飲酒をする、高脂肪な食品ばかり食べている方は要注意です。それから、ダイエットで栄養不足になることも。髪の毛の原料のたんぱく質が著しく不足すると髪の毛が弱くなり、薄毛の原因になります。
もちろん、喫煙もNGです。こちらは血管を収縮させてしまうのです。タバコを吸うと血行が悪くなります。これがヘアサイクルに悪影響を及ぼす可能性があります。
睡眠不足
もちろん睡眠不足も髪の成長を妨げる要因です。睡眠不足は、髪の毛を育てる成長ホルモンの分泌を阻害します。忙しくて時間が取れないとしても、睡眠だけはしっかりとりましょう。
ストレスやホルモンバランスの乱れ
女性の方は、出産後に髪の毛が抜けることがあります。出産後脱毛症や分娩後脱毛症と呼ばれます。これはどういう仕組みかご説明致します。髪の毛の成長を促進させるエストロゲン、これが妊娠中は一時的に多く分泌されます。本来なら抜けるはずの髪の毛がほとんど抜けないという状態になります。しかし産後はエストロゲンが激減します。つまり抜けるはずだった髪の毛が一気に抜け落ちることがあり、結果薄毛に見えてしまうことがあります。
まとめ
抜け毛の代表的原因をご説明致しました。異常脱毛の原因となっている睡眠不足や食生活関連は自分で改善することができます。迷ったらこちらの改善から取り組んでみましょう。
薄毛で悩み、自毛植毛を検討している方は大阪梅田の親和クリニック大阪院などの植毛クリニックにご相談してみましょう。
投稿者プロフィール
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マスコミ勤務。
植毛手術を機に薄毛役立ち情報サイトを開設。
大阪生まれで阪神とNMB48を愛する40代。
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