移植部に毛髪が生えそろうまでにはかなり個人差があります。4ヶ月〜半年できちんとご自身の毛がしっかり生えてくることを実感できます。ただ薄毛の進行具合や、移植株数や希望されるヘアースタイルによっても、変わります。最終的に8ヶ月〜1年で薄毛という感じはほとんどなくなり、色々なヘアスタイルを楽しめるようになります。
自毛植毛は髪の毛を作り出す細胞を含む皮下組織ごとまるごと移植するため、人工毛やカツラとは違います。移植部からは4ヶ月~半年ほどで、自分の髪が生えてくるのです。私も大阪梅田の植毛クリニックで施術し実感しました。
移植する毛髪は脱毛症にかかりにくい後頭部の毛髪です。この部分は基本的には生涯に渡りきちんと髪が生え変わり続けます。 自毛植毛はかなりしっかりとした外科手術ですので、術後は体にさまざまな変化がすごく起こります。これは手術全般どれも避けられません。
変化として一時的な腫れ、むくみ、痒み。体が傷を治す為の反応、ショックロスと呼ばれる一時的な毛の脱落などがけっこうあります。 そして移植部にしっかりと毛髪がきちんと生えそろうまでには、これは8ヶ月から1年というながい時間を要します。 それでは時系列で詳しく見てみましょう。
1~2ヵ月
移植した毛包は一週間弱でしっかり定着します。血流が再開し、ここに移植した髪は実はそのほとんどが一時的に脱落します。しかしこれは正常な反応です。 髪がたとえ脱落しても、定着した皮下組織では新しい毛髪がすぐに作られ始めています。こうして髪が定着していきます。移植した毛以外の、周辺の毛髪が一時的にかなり脱落するショックロスという症状もまれに起こります。ショックロスの原因はまだまだ特定されていませんが、こちらも驚かなくても大丈夫です。
移植した毛髪とこれも同様、また生えてきますのまずは安心しましょう。 並行して、手術部位の腫れや感覚的な違和感がほとんど感じられなくなってもきます。この頃、頭皮は移植毛が抜け、頭皮もかなり安定。手術前に最も近い状態までにきちんとなります。
3~5ヶ月
ここから、少しずつですが発毛が始まります。最初は産毛のような細い髪の毛が生えます。こちらが成長していくに従って長く伸びていきます。
6~8ヶ月
ここに移植した毛髪が、7割程度生えそろいます。見た目にもこれは改善が実感できる時期です。
10ヶ月~1年後
ここに移植した髪が、ほぼ発毛し終えます。髪の毛は1ヶ月におおよそ1cm成長します。この時期になるとほとんど薄毛という感じはなくなります。色々なヘアスタイルが楽しめるようになってくるので植毛手術の効果を確かに実感できます。
効果をより高めるには
自毛植毛の効果を高めるため、施術時に健康的なドナーグラフトを採取。素早く頭皮に移植することが重要です。しっかりとしたチーム医療で臨んでいるクリニックを選びましょう。植毛の生着率には手術時間も大きく関わってきます。医師と看護師、スタッフらの連携が取れている手術とそうでない場合とでは、予後も大いに違ってきます。
術後の過ごし方について
メスを使わないFUE手術であれば、術後の翌日から職場に復帰可能です。ですが大事をとって1週間程度安静にしていただくと、より生着効果が高まります。さらに、頭皮の環境を常に清潔に保てるように帽子などの着用は避けましょう。ニキビなどの発生を防ぐために脂っこい食べ物も避けたほうが無難でしょう。
まとめ
植毛した周りの毛も一時的に脱落するショックロスを起こし、パニックになる方もいますが、それは一時的な抜け毛だということを強調したいですね。自毛植毛治療に当たり前ですが即効性はありませんが、半年もすればしっかり濃く太い髪が生えます。
私が植毛した大阪梅田の親和クリニックの医師やスタッフの方々もこの部分を丁寧に説明してくれたので、私は特に心配はありませんでした。
投稿者プロフィール
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マスコミ勤務。
植毛手術を機に薄毛役立ち情報サイトを開設。
大阪生まれで阪神とNMB48を愛する40代。
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