男女を問わず、頭髪はいずれ抜け落ちるものです。 とは言えすべてが一度に抜け落ちるというわけではなく、頭髪が生み出され、成長し、抜け落ちるという過程を繰り返しているのです。 これはヘアサイクル(毛周期)と呼ばれています。ヘアサイクルは成長期→退行期→休止期という過程、男性では3~5年、女性では4~6年ほどで繰り返しています。 ヘアサイクルは生きているあいだは永遠に繰り返されるというわけではなく、 その回数には限度があるとされています。そして、その回数には個人差があるのです。 このヘアサイクルが何らかの理由により乱れてしまうと、結果的に薄毛となってしまうのです。これは、梅田にある親和クリニック大阪院で植毛(自毛植毛)手術を受けた髪も同様で、植毛手術うけたからこそ、ケアに気を使いたいものです。
毛母細胞が頭髪を作り出す
毛母細胞とは、毛乳頭周辺にある細胞組織の名称です。 毛細血管から運ばれてくる栄養や酸素を取り入れた毛乳頭から、 栄養素や酸素などを受けとった毛母細胞が細胞分裂を繰り返すことで頭髪は作られます。 自毛植毛手術というのは、毛髪を植え替えるというより、この毛母細胞ごと、つまり髪の生え変わるシステムを移植しているので、抜けたらおしまいではなく、また生えてきてくれるというわけです。
成長期とは
成長期は、大きく3つの段階に分けられています。 まずは最初は頭髪が生まれる以前の段階で、毛母細胞が分裂を始め新たな髪をつくり始めまず。 その後に新しい髪が成長する段階を経て、いままでの髪を押し出そうとするとともに、 古い髪が抜け落ちて新しい髪が太く長く成長しだします。 頭髪や頭皮が健康な状態であれば、一般的には3~6年ほどこの成長期が続くようです。
退行期とは
毛細血管から運ばれてくる栄養や酸素を取り入れた毛乳頭が退縮を始め、頭髪の成長が完全に停止するまでが退行期です。 毛乳頭の退縮をきっかけに毛母細胞が細胞分裂が減少、やがて停止することで頭髪を作り出さなくなります。 この期間はおよそ2~3週間と言われています。
休止期とは
毛母細胞の細胞分裂活動が完全に停止した状態が休止期です。休止期に入ると髪の成長が止まるのです。 人にもよりますが、この状態は2~4ヶ月間ほど続きます。頭髪の成長を停止している状態ではありますが、 その奥では次なる成長期へ向けて新たな頭髪を作り出すための準備が行なわれています。 その期間を経て再び成長期に入ると、新たな頭髪が伸びてくるのと同時に古い頭髪は抜け落ちます。
へアサイクルの乱れが薄毛につながる
これらのヘアサイクルはすべての頭髪が同調して繰り返されているわけではありません。 人の頭髪は約10万本あると言われており、その約85~90%が成長期の段階とされています。残りが退行期と休止期に入っているというわけです。 このヘアサイクルが乱れてしまうと、頭髪の成長は鈍くなります。つまりは薄毛になるということです。 その原因として考えられるものとして、まずは加齢です。 前記しましたがヘアサイクルは永遠に繰り返されるわけではありません。 加齢による体の衰えでヘアサイクルが終了してしまう場合も考えられるのです。 次に外的な要因としては、ストレス過多や栄養の偏り、頭皮の血行不良が挙げられます。そして男性が気になるのがAGA(男性型脱毛症)。 AGAは一般的に、遺伝や男性ホルモンの影響などが主な原因であると考えられています。 さらには円形やびまん性の脱毛症といった症状も考えられます。 このように一言で薄毛といっても、その原因やなりたちは複数あります。そして原因によって対処方法が違います。場合によっては、ヘアサイクルによる通常の抜け毛を勘違いし、必要以上ストレスを感じ、それが薄毛の原因になってしまうこともあります。植毛手術をうけたからこそ、正しい知識がまずは大切だと思います。
投稿者プロフィール
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マスコミ勤務。
植毛手術を機に薄毛役立ち情報サイトを開設。
大阪生まれで阪神とNMB48を愛する40代。
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